「甲高く言って叱った行為はありません」町長はパワハラを改めて否定 課長が死亡で第三者委を設置へ
佐賀県吉野ヶ里町で去年、当時、町の課長だった男性が町長からのパワハラを訴え、その後、死亡しました。町の議会は30日、町長のハラスメント行為があったかどうかを調べる第三者委員会の設置を決めました。
吉野ヶ里町によりますと、去年4月、町の財政協働課長だった男性はうつ病を発症して休職しました。その後、伊東健吾町長からのパワハラ被害を訴えましたが、町は調査の結果、パワハラには該当しないと判断しました。
男性は去年11月に死亡したということです。
町議会は30日、町民から真相究明を求める声があったことを受け、町から提出された第三者委員会設置の関連費用およそ236万円を盛り込んだ補正予算案を、全会一致で可決しました。議会終了後、伊東町長は改めてパワハラを否定しました。
■吉野ヶ里町・伊東健吾町長
「私は会議の中の一連のことの中でと思っている。別に甲高く言って叱った行為をしたとかはありません。」
第三者委員会は県弁護士会から推薦を受けた3人の弁護士で構成される予定で、伊東町長のハラスメント行為があったかどうかを調べます。