空自芦屋基地周辺で新たに「PFAS」確認 2か所の民家の井戸から 暫定指針値の2倍 福岡
福岡県は22日、芦屋町の航空自衛隊芦屋基地周辺で、国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」が新たに確認されたと発表しました。
国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物「PFAS」の一種「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」が検出されたのは、県が新たに調査した芦屋基地周辺の15か所のうち2か所の民家の井戸です。
2か所の井戸からは、いずれも国の暫定指針値の2倍ほどの「PFAS」が確認されました。
調査は去年、芦屋基地の飲用の井戸から目標値の30倍の「PFAS」が報告されたことを受けたものです。
県によりますと、今のところ「PFOS」と「PFOA」による健康被害は確認されていません。
県は調査結果を踏まえ、今年度中に継続的な調査を開始するとともに、九州防衛局や芦屋基地に対し原因究明などを求めていくとしています。