【特集】チャイムもテストも宿題もない!? 大人と子どもが一緒に築き上げる新しい小学校 広島・庄原市
■今村環希さん
「(この学校に決めたのは)話し合って決めるとか、相談したり、みんなで決まったルールで遊んだりするのが、私にとって楽しそうだなと思ったから。」
■母・舞由美さん
「子ども自身がすごい楽しいとか、やりたいという気持ちをすごく大事にしたいと思ってるので、そういうところが、どんどん成長していってくれたらうれしいな思います。」
環希さんは、新品のランドセルを背負い、入学が待ちきれません。
「川北こどもの夢小学校」の開校式には、1年生から5年生の12人が集まりました。
代表の挨拶は、環希さんです。
■今村環希さん(挨拶)
「みんなでいろいろな物語を考えて、それを劇にするのも面白そうです。最後に「川北こどもの夢小学校」を作ってくれたみなさん。素敵な学校を作ってくれて、ありがとうございます。これから、私たちが夢と希望をもって、学校を作ります。」
昼には、地域の人も参加し「開校まつり」が開かれました。庄原市では、31あった小学校が、この20年で13まで減少しています。地域住民にとっても、待望の小学校復活です。
■地域の人々は…
「休憩時間は、子どもさんの声が聞こえるじゃないですか。それを、楽しみにしております。」
「学校が新しく出来て児童が増えていけば、町の活性化になっていくと思う。」
初めての登校日。環希さんは、お父さんと登校しました。
■今村環希さん
「おはよう!私は、きょうから学校が始まって、うれしいなと思ってる。楽しみなことが、すごくいっぱいあってドキドキしています。」
きょうの時間割りにあるクッキングの時間は、おにぎりづくりです。算数や国語など、基礎学習の要素も組み込みながら、子どもたちに体験させていきます。
おにぎりづくりには、算数の要素が含まれていました。
■クッキングの先生
「10合を数えるね。すり切れまで入れて、これが1合です。」
■児童
「これが10個?」
■クッキングの先生
「ピンポーン!」