殺害された男性の身元は特定できず犯人は逃走中 ひとけのない時間、場所・・・広島・府中町の殺人事件に多くのナゾ
12日、広島県安芸郡府中町の「水分峡森林公園」で、殺害された男性は頭や顔を硬いもので複数回殴られていたことがわかりました。
犯人は今も逃走しており、警察が行方を追っています。
現場となった府中町の水分峡森林公園は立ち入りが制限され、静まりかえっていました。
事件が発覚したのは、12日午後10時ごろ。公園の利用者からの通報でした。
「助けてという声を聞いた。もめているのではないか」というものです。
駆けつけた警察官が、頭から血を流して倒れている成人男性を発見し、その後、死亡が確認されました。
犯人は今も逃走しています。
■近所の人
「(犯人が)早く捕まってほしいよね気持ち悪いよ」
■近所の人
「そりゃ不安ですよ。捕まってくれなかったら怖いわ。」
現場はJR芸備線の矢賀駅から北東におよそ2キロ余りの場所です。
公園は午後5時に閉まり、立ち入りが制限されます。
■近所の人
「(午後)5時くらいに散歩がてら行ったことあるけど、チェーンかかっているの見たことあるので、入れないと思っていました」
現場の周辺には被害男性の車はとめられておらず、警察は、何者かと一緒に来てトラブルに巻きこまれた可能性もあるとみています。
司法解剖の結果、死因は「外傷性ショック」であることが判明しました。
頭と顔を硬いもので複数回殴られ、頭蓋骨と顔の骨が折れていたということです。
■宮脇靖知リポート
「午前8時30分です。本来であれば登校を終え、これから授業が始まる時間ですが、学校の門は閉じられ、ひっそりとしています」
事件を受けて周辺の小中学校は14日、臨時休校となりました。
警察は、付近の防犯カメラの映像を解析するなどして、詳しい状況を調べています。
この事件は現時点で多くの不明な点があります。まず場所。
安芸郡府中町にある水分峡森林公園は、府中町の北に位置しており、キャンプ場などの施設があります。
うつ伏せで血を流して倒れている男性が見つかったのは、管理棟と呼ばれる公園の入り口付近にある建物のそばです。