路面電車の「駅前大橋ルート」を8月の開業前に体験 広島市
広島駅ビルに乗り入れる路面電車の「駅前大橋ルート」の開業を前に、ひと足早く新しい路線を体験できるイベントが開かれました。また、乗り入れるホームの近くには新たな空間演出です。
■宮脇靖知アナウンサー
「広島駅からまっすぐ続くこの場所をあと数か月後に路面電車が走ります」
広島駅ビルに乗り入れる路面電車「駅前大橋ルート」をひと足早く体験です。このイベントは、8月の開業を前に変わりゆく広島駅周辺を感じてもらおうと、広島電鉄やJR西日本、広島市が共同で開きました。人気だったのが点検用カートの乗車体験。普段は新幹線のレールに使われますが、特別に「駅前大橋ルート」を走りました。
■子ども
「広くて電車や駅がない状態で開放的でした」
また、展示された電車内での車掌体験や段ボールを使った模型作りなど、多くの家族連れでにぎわいました。
■母親
「2階に乗り入れるのが全国的に珍しいということで子どもも楽しみにしていて、できたら乗りに来たいと言っている」
■子ども
「楽しみで待てないくらい」
■広島市 広島駅南口整備担当 佐々木 茂治 課長
「皆さんの関心が高いと思っています。駅ビルに路面電車が入ることから期待感をさらに膨らませてもらいたいと思う」
駅前大橋ルートは8月3日開業です。
一方、路面電車が乗り入れる広島駅ビルに登場したのは”球体”のLEDビジョンです。大阪・関西万博をきっかけに、駅の空間を演出しようと、JRが広島、大阪、京都に設置しました。「LINQ VISION」と呼ばれ、立体的な表現で惑星と時報を組み合わせた映像や浮世絵といった日本の文化などを映し出します。設置は10月13日までで、路面電車のホームからもほど近く広島駅のさらなる盛り上げにひと役買います。
(2025年4月29日放送)