百貨店従業員など名乗り84歳女性に電話 キャッシュカード盗み500万円引き出した疑いの男逮捕
百貨店の従業員などになりすまし、高齢女性からキャッシュカードを盗んで現金あわせて500万円を引き出したとして33歳の男が26日、再逮捕されました。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定の無職・倉光亮介容疑者(33)です。倉光容疑者はおととし6月、他の人物と共謀し、熊本市の84歳の女性からキャッシュカード2枚を盗み、駅や商業施設のATMから10回にわたり現金500万円を引き出した疑いがもたれています。
警察によりますと、百貨店の従業員や銀行協会職員を名乗る人物から、女性に「あなたの名前を使って買い物をしようとした客がいる。キャッシュカードを交換する必要がある。カード番号や暗証番号を教えてください」などと電話がありました。その約5分後に倉光容疑者がキャッシュカードの確認のためと女性の家を訪れたということです。
事件から約1か月後、キャッシュカードが大阪府警に落とし物として届いたことで発覚しました。調べに対し倉光容疑者は、「ギャンブル代ほしさにやりました」と容疑を認めているということです。
倉光容疑者は、今回のようないわゆる「受け子」や「出し子」をしたとして県外で5回逮捕されていて、警察は他にも関わった人物がいるとみて捜査しています。