【今年4回目のインシデント】熊本市電が赤信号で発車 別車両の10m前で停止
【スタジオ】
(畑中香保里キャスター)
「インシデント」について深掘りします。主に事故につながりかねない事態をいうのですが、中でも危険性や深刻度の高いものは、国が「重大インシデント」と認定して運輸安全委員会が調査に入ります。
運輸安全委員会によりますと、熊本県内では今年に入ってから、重大インシデントがすでに3件、発生しています。
▽1月…熊本市電が乗車ドアを開けたまま約90メートル走行
▽2月…熊本市電が走行中に乗車ドアが2回開く
▽4月…南阿蘇鉄道が停車位置を約400メートル超える
実は、今年これまでに全国で起きた重大インシデントは3件。つまり全て熊本県内で発生しています。まさに異常事態です。今回は停止した車両があと10メートル進んでいたら別の車両と衝突するおそれもありました。幅広い世代が利用する公共交通です。命に関わる事態とならないよう安全対策を徹底してほしいと思います。