能登半島地震で壊れた農業用パイプラインが復旧 氷見市
富山県氷見市では、去年の能登半島地震で壊れたかんがい用水のパイプラインの復旧工事が完了し、きょう、農業関係者への報告会が開かれました。
高岡市の五位ダムから農業用水の供給を受けている氷見市では、去年1月の能登半島地震によってダムから水を引くパイプラインが壊れました。
去年は、コメ作りに支障が出ないよう応急工事で対応していましたが、その後、本格的な工事が進められ、先月下旬に復旧が完了しました。
きょうは、被害が大きかった場所のひとつ、氷見市大野で、農林水産省の担当者が農業関係者に工事の内容を説明しました。
パイプラインを管理する氷見市土地改良区によりますと、地震による被害は47か所にのぼり、今回の復旧工事では管の入れ替えや継ぎ目の補強が行われました。また、液状化の影響が懸念される場所では、液状化しにくい土に入れ替え、管を埋め戻したということです。
農道や農地の復旧はまだ完了しておらず、引き続き工事が行われる予定です。