新湊漁港で豊漁願い 18年ぶりにボンボコ祭
去年、記録的な不漁となったシロエビなどの豊漁を願い、新湊沖できょう「ボンボコ祭」が18年ぶりに開かれました。
ボンボコ祭は、不漁や事故が起きた次の年に開催される新湊の伝統的な祭りです。
きょうは15隻の船が大漁旗をなびかせて漁場を回り、神事を行いました。
富山湾では、去年、能登半島地震による海底地滑りが発生し、シロエビやベニズワイガニなどが記録的な不漁となりました。
18年ぶりに開かれたきょうの祭りでは、天狗面を付けた舞い手の漁師が、船の上で釣り竿に見立てた弓を手に太鼓や笛の囃子にあわせて舞い踊りました。
舞い手の漁師 縄井雅英さん(29)
「今後何十年も末永く(魚が)とれる、悪いときはあっても続かず、良い時が平均して続いてくれればなと」
祭りに参加した漁師たちは、大漁と海上の安全を願っていました。