最後の「越中だいもん凧まつり」 大凧が空に舞う
担い手の高齢化などの影響で、今年が最後となった「越中だいもん凧まつり」が、きょう射水市の河川敷で行われました。
「越中だいもん凧まつり」は、射水市の枇杷首地区で行われていた、たこ揚げの行事をきっかけに開かれるようになり、1979年の初開催以来、県内外だけでなく、海外からも参加者が訪れていました。
近年は、たこ作りの担い手の減少や高齢化に加えて、コロナ禍による中止も打撃となり、今年が最後の開催となりました。
きょうは風が強く吹く厳しいコンディションの中、参加者は懸命にたこを揚げ、庄川の河川敷の空を大小さまざまなたこが彩りました。
越中だいもん凧の会 藤田實さん(90)
「50年間 あぁよくやってきたな。ゆっくりと考えたら、いい思い出がたくさんできました」
射水市では、小学校でのたこ作り教室を通して、大門地域のたこ文化を継承していくことを検討しているということです。
最終更新日:2025年5月18日 17:58