JR城端線と氷見線 新型車両のデザイン発表
JR城端線と氷見線はおよそ4年後にあいの風とやま鉄道に経営が引き継がれる見通しです。
その新型車両のデザインがきょう発表されました。
シルバーを基調に沿線の海や山の色を取り入れた斬新なデザインです。
県や沿線自治体のトップとあいの風鉄道やJRの担当者が城端線と氷見線の再構築について話し合う会議がきょう県庁で開かれ、新型車両のデザインが発表されました。
シルバーのボディーの2両編成。青や緑のグラデーションは、城端線・氷見線の沿線に広がる海と山の景色の色のイメージです。
今回の車両デザインのコンセプトは「KASANE」。沿線4市の重なり合う魅力が込められています。
出入り口の扉の窓は散居村のアズマダチにみられる丸窓をイメージしました。
また、天井や床は木目をいかして温かみを演出するなど、利用者が路線に愛着を感じつつ10年後、20年後古びる事のないデザインを目指したと言います。
新型車両のデザインを手掛けたのは、神奈川県内を走る相模鉄道の新型車両を手掛けた東京のプロダクトデザイナー鈴木啓太さんです。
「デザインで沿線の魅力を向上させる」と高く評価されています。
新型車両は、発電用エンジンと蓄電池を組み合わせてモーターを駆動させる「新型ハイブリッド気動車」あわせて34両で、今後、詳細のデザインを詰めた後、設計に入り、経営をあいの風鉄道に引き継ぐ2029年頃までの導入が見込まれています。