富山市議会 最多14会派 控室は相部屋が大幅増
今月行われた選挙で新しい議員が決まった富山市議会では、きょう選挙後初めての臨時会が開かれました。
会派の数は14にのぼっていて、控室が相部屋になる会派が多くなるなど変化が出ています。助田記者がお伝えします。
選挙の後、初めて開かれた富山市議会の本会議。
新人5人、元職3人を含む議員38人が出席しました。
本会議では、こちらも20日の選挙で2期目の当選を果たした藤井市長が。
藤井市長
「新たな決意のもと身が引き締まる思いであり、県都・富山市の発展と市民福祉の向上を目指して全力で各種施策に取り組んでいく」
そして新しい議長には最大会派である市議会自民党の高田重信議員(70)を、副議長には同じく市議会自民党の押田大祐議員(58)を選びました。
新議長 高田重信市議
「市長としっかりと議論を重ね施策を実践していくことが地方自治の発展および富山市の発展につながると確信している」
一方、議員の控室にも変化が。
助田記者
「14会派となった富山市議会。議員控室は複数会派で相部屋の部屋もあります」
こちらの控室は、元職で、1人会派「太政」の村上和久議員と新人で、1人会派「みどり」の野上明人議員が相部屋で使います。
村上和久市議
「以前も1人会派の時期がありましたんで、その時も3人で、特に不都合はないものと思っています」
野上明人市議
「(相部屋は)大学のときの学生寮以来なので、大先輩といいますか、経験のある方にいろいろお聞きもできますし、私は一人部屋よりも相部屋のほうがいいかなと思っております」
新議会は、議員1人だけの会派が9つにのぼり、会派の数は合わせて14と市町村合併以降で最も多くなりました。
このうち10の会派の控室が相部屋です。
1人会派の中にはまだ控室の準備が整っておらず、応接室を使っている会派もあります。
また、控室の入り口に会派名や議員の名前を掲示するプレートは白紙のまま。
大幅に増えた会派に対応する作業は、まだしばらくは続きます。