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【核兵器廃絶を】ノーベル平和賞受賞の日本被団協メンバーが富山で訴え

2025年2月27日 20:03
【核兵器廃絶を】ノーベル平和賞受賞の日本被団協メンバーが富山で訴え

今年は戦後80年です。去年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会のメンバーが、きょう富山を訪れ、県議会で講演して核兵器廃絶を訴えました。

講演では、日本被団協の被爆二世委員会の大村義則副会長が、オスロで行われたノーベル平和賞授賞式の様子を、動画を交えながら紹介しました。

オスロ市民とともにたいまつを持って行進したことや、被団協のシンボルである折り鶴が市内各所に掲げられていたことを踏まえ、改めて核兵器廃絶を世界へ発信したと報告しました。

続いて日本被団協の金本弘代表理事は、日本が世界で唯一の戦争被爆国でありながら、国際条約である核兵器禁止条約を批准していないことについて、次のように訴えました。

日本被団協 金本弘代表理事「核兵器禁止条約に日本が加盟することを、本当に被爆者は願っています」

また、富山県被爆者協議会の小島貴雄会長も講演し、おととし100歳で亡くなった父、六雄さんが、海上挺身戦隊マルレの特攻兵として広島で被爆した経験を語り、県議に対して、核兵器廃絶に向けた道筋を作ることができるよう協力を求めました。

最終更新日:2025年2月27日 20:03
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