魚津市 鍵は暗証番号で 避難所にスマートロック導入
魚津市内の災害発生時に避難所として利用される公共施設で、暗証番号で扉の鍵を開けることができる「スマートロック」の運用があすから始まります。
スムーズな避難に加え、平常時の利便性向上も狙いとしています。
佐伯キャスター
「あすから魚津市で運用が始まるスマートロック。避難所の鍵を暗証番号を入れることで取り出せます」
このスマートロックは暗証番号を入力することで時間を問わず鍵を取り出すことができるもので、魚津市内の災害時に避難所となる20か所であすから運用が始まります。
去年の能登半島地震の際には魚津市内の避難所の一部で窓ガラスを割って施設に入らざるを得なかったケースもあったということです。
スマートロックの暗証番号は市の職員や地域の役員などが把握していて、災害発生時のスムーズな避難が期待されます。
片貝地域振興会 平野泰正会長
「タイムラグがなくなる、みなさん来られてすぐ解錠して中に入っていただく、こうしたことで安心感は間違いなくある」
また、市民が平常時に施設を利用する際は、ウェブサイトから予約をすると予約時間のみ有効な暗証番号がメールで届き、職員が不在の時間でも鍵を開けることができます。
KNBのまとめでは、こうした避難所となる公共施設の鍵を開けられるシステムは魚津市のほか9つの市と町で導入していて、今年度中にはさらに2つの市と町での導入が予定されています。