若い世代も参加 富山大空襲を語り継ぐ会総会 7月に展示会など実施
今年は戦後80年の節目です。
市民団体の「富山大空襲を語り継ぐ会」は、きょう総会を開き、7月に展示会を開くなど後世に伝える大切さを確認し合いました。
総会には富山大空襲を体験した人らが参加し、大空襲を知ってもらうため、7月12日から17日に展示会を無料で開くほか、語り部の出前講座を広く開くなど今年度の活動方針を承認しました。
会合には、祖父・佐藤進さんの体験を語り継ぐ活動をしている西田七虹さんと、七虹さんとともに高校生ボランティア団体を運営する薬師子龍さんも参加し、7月に大空襲の戦跡を巡るツアーを計画していることなどを報告しました。
1945年8月2日未明の富山大空襲は市街地の99.5%という全国で最悪の焼失率となり、およそ3000人の命が奪われました。
富山大空襲を語り継ぐ会 高安昌敏代表幹事
「子どもたちに戦争の悲惨さ、富山大空襲の事実を正しく伝えるということが一番だと思う」
空襲体験者たちは、高校生たちとともに戦争を語り継ぐ決意を新たにしていました。