その名も「はな金バス」…タクシー減で宇部市営バスの最終便を1時間繰り下げる実証事業
宇部市は市内でタクシーによる移動が難しくなっているとして金曜日限定で市営バスの最終便を1時間程度繰り下げる実証事業を始めると発表しました。
夜の飲食店利用者の利用が見込まれる4月や夏、12月などの金曜日限定の「はな金バス」と命名し市中心部の宇部新川駅を夜8時台に出発する最終便3便をおよそ1時間繰り下げ9時台の出発とします。
県タクシー協会によると宇部市内では去年、2社がタクシーの運行を取りやめそのうち倒産した1社は登録台数がおよそ90台と市内最大の運行会社だったということです。
一方、宇部市営バスの運転手は今年度、退職者3人に対し7人を採用できたことから宇部市は「はな金バス」の運行を決めたということです。
(宇部市・篠﨑市長)
「(バス)路線を減らすという話が県内でもたくさん聞かれていますが、宇部市ではできる限りの路線を維持しておりますし」新たな路線も作ることができる」「市営・公営バスだからこそ、こういう市民の足をしっかりとニーズに応えて提供できる」
新年度は実証事業として運行され、宇部市は利用実態と運転手の確保状況を踏まえ、本格運行を検討するとしています。