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「日頃からの備えを…」鹿児島市で線状降水帯の発生想定した訓練 防災ヘリで桜島視察 下鶴市長 

2025年5月8日 19:09
「日頃からの備えを…」鹿児島市で線状降水帯の発生想定した訓練 防災ヘリで桜島視察 下鶴市長 
 梅雨や台風など大雨に見舞われる時期がこれから近づいてきます。鹿児島市では8日、線状降水帯が発生したことを想定した訓練が行われました。下鶴市長桜島のがけ崩れが起こりやすい地区などをヘリで視察し、災害への備えを確認しました。

 訓練は鹿児島市に線状降水帯が発生し非常に激しい雨が降って、土砂崩れや河川の氾濫が起きたという想定で行われました。

 鹿児島市は6月から市内全域に「高齢者等避難」が発表された際に早期に開設する避難所を設け支援が必要な高齢者や障害者が直接避難できる「指定福祉避難所」など47か所を運用します。

 訓練では災害対策本部を設置し、指定福祉避難所の開設や孤立した集落にドローンで物資を運ぶ手順を確認しました。

 下鶴市長は午後から桜島に渡り、防災ヘリで火口の様子などを上空から視察しました。

(記者)
「下鶴市長らを乗せたヘリがヘリポートに戻ってきた。桜島の火口の様子などを上空から視察したということです」

 桜島では激しい雨が降った際、溶岩流の上に溜まった軽石や火山灰などによるがけ崩れが起こりやすいということです。そのため、傾斜が急な地区や、災害時に孤立しやすい地区の視察も行いました。

 そのあと向かったのは、持木川。大規模な土石流に備えるため、国は水が流れる場所を広げる工事を行っています。国土交通省の職員が工事の内容や進捗状況などを、下鶴市長に説明しました。

(鹿児島市・下鶴市長)
「ハード面の対策に加えて住民に日頃からの備えを万全に行ってもらう呼び掛けなどハード、ソフト両面からしっかりと取り組みを行っていきたい」

 また、桜島の火山活動を観測する高免観測坑道の視察も行ったということです。
最終更新日:2025年5月8日 19:09
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