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レギュラーガソリン4週ぶり値下がりも「まだ高い…」 政府5月から10円引き下げの方針 今後は… 

2025年4月23日 19:13
レギュラーガソリン4週ぶり値下がりも「まだ高い…」 政府5月から10円引き下げの方針 今後は… 
 過去最高値が続いていた県内のレギュラーガソリンの平均小売価格が、4週ぶりに前の週を下回りました。政府は5月22日からレギュラーガソリンの価格を1リットルあたり最大10円、段階的に引き下げるとしていて、今後の動きにさらに注目が集まります。

(記者)
鹿児島市郡元のガソリンスタンド。こちらのレギュラーガソリンの価格は1リットルあたり171円と先週から6円値下がりしている。高止まりが続いていたガソリン価格。今後どのように動いていくのでしょうか」

 23日に発表された22日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は1リットルあたり194.6円。過去最高値を更新した前の週を1.6円下回り、4週ぶりの値下がりとなりました。ただ、依然として全国最高値となっています。
 
 鹿児島市のこちらのガソリンスタンドも原油価格の下落や円高などの影響もあり、先週から6円値下がりしたということですが…

(客)
「高い。やっぱり場所を選んでしまう」

(客)
「ガソリンの価格はやっぱりびっくりする。高い。ほかのところだと200円近くする。この上がり方はちょっと異常。あまり上げすぎ」

 まだ高いと感じている客が多いようでした。

 そうした中、22日石破総理は…

(石破首相)
「ガソリン、軽油については、リッターあたり10円引き下げます」

 物価高対策として5月22日からレギュラーガソリンの価格を1リットルあたり最大10円、段階的に引き下げる方針を明らかにしました。政府が石油元売りに補助金を支給することで引き下げます。

(客)
「10円ぐらい下がるんでしょ?1円でも10円でも助かります」

(客)
「ずっと上がっていたから嬉しい。安くなるならどんどん安くなってほしい」

 一方で、店の責任者からは、価格の引き下げ方についてある懸念も聞かれました。

(エコスタンド工学部前店・中村哲人統括マネージャー)
「補助金が10円入ってくるが暫定税率ではないので予算がなくなったらまた補助金が打ち切りという形になりパニック買いみたいになると色々なコストがかかってしまうのでできれば補助金という形より暫定税率をなくすという方向で動いてもらえるとありがたい」

 上乗せされている暫定税率の廃止の議論も含め、ガソリン価格を巡る動きから、今後も目が離せません。
最終更新日:2025年4月23日 19:13
鹿児島読売テレビのニュース