GWスタート各地でイベント 活気
最大11連休のゴールデンウィークが始まり、週末は各地、イベントでにぎわいました。鹿児島市では「かごしま春祭大ハンヤ」が開かれ、県内外から集まった踊り連が力強く華麗な踊りを披露しました。
色鮮やかな衣装をまとい華麗に舞う踊り連たち。「かごしま春祭大ハンヤ」が27日までの2日間、鹿児島市のウォーターフロントパークなど8つの会場で行われました。23回目となる今年は県内外から73チーム約1000人が参加。掛け声に合わせ独創的な踊りを披露しました。
(参加者)
「きょうは天気も良くて踊り超最高だった」
(参加者)
「一緒に踊ってくれている人もいてすごく嬉しかった」
(見物客)
「すごく盛り上がっていて楽しい」
天気にも恵まれ、多くの見物客が力強い踊りを楽しんでいました。
海上自衛隊 鹿屋航空基地では、「エアーメモリアルinかのや」が開かれました。今年の目玉は「Pー1哨戒機」が滑走路に着陸せず、そのまま上昇する「連続ローアプローチ」の公開です。
東シナ海の警戒にあたる哨戒機の実践的な訓練を間近で見るバスツアーが初めて企画されました。
このほか「Pー1哨戒機」と小学生以下の子どもたちの綱引き対決や、自衛隊の制服を着るなりきり体験も行われました。
(来場者)
「制服も着させていただいて満足している。今年の年賀状に使おう」
(来場者)
親「なかなかできない体験ができてとてもいい思い出になった。
子ども「たのしかった」
今年は約1万2800人が会場を訪れたということです。
馬たちが駆け抜けるのはビーチ!全国でも珍しい「浜競馬」がいちき串木野市の照島海岸で行われました。「浜競馬」は1958年に花見の余興として馬を走らせたのが始まりです。
今年は競走馬や農耕馬、ポニーなど61頭が出走。約1500メートルの直線のコースを種類ごとに分かれて競います。レースではゴールを目指して力強く走る馬がいる一方、騎手を振り落とし暴走する馬も。さらには、逆走する馬まで。
今年で65回目の節目を迎えた浜競馬。かわいらしい馬たちが繰り広げる予測不能なレース展開が愛され続ける理由なのかもしれません。
(観客)
「競馬みたいだった、よかった。かっこよかった」
(観客)
「騎手の乗り方もすごくかっこよかった。生で見ることはないので
うれしかった」
愉快なレースを繰り広げる馬たちに訪れた1万3000人の観客から大きな声援が送られていました。
船で10分ほどで行くことのできる阿久根市の阿久根大島。マリンスポーツなどを楽しむ家族連れなどが多く見られました。
今年は種子島の馬毛島に生息していたシカを阿久根大島に放し、繁殖し始めてから100年の節目の年です。
島には現在、約120頭のシカが生息し、阿久根大島のシンボルになったシカに感謝しようと感謝祭が開催されました。
(参加者)
「もうちょっとみんなが阿久根大島を知って足を運んでもらえた
ら」
(阿久根大島管理・倉津秀人さん)
「阿久根大島と鹿はなくてはならないもの。100年という長い歴
史を作ってくれたことに感謝しています」
また、感謝祭の前日には約50個のランタンが日暮れとともにあげられました。海難事故が起きないことや平和や健康などそれぞれの願いを込めて風に揺られる、幻想的な風景が見られました。