県が計画する新たな総合体育館、スポーツ・コンベンションセンターについて、塩田知事は県議会の6月定例会に設計のための予算議案を提出する考えを示しました。設計費は概算で9億円を見込んでいましたが「大きく乖離しない」ということです。

　県が進めるスポーツ・コンベンションセンターの整備計画は、労務費や資材の高騰などにより総事業費が488億円に膨らんでいます。県は今年度の当初予算には計上せず、県議会の理解を求めています。塩田知事は正確な建設費を提示し議論を深めるためには設計を行うことが必要だとして、県議会の6月定例会に設計にかかる費用を盛り込んだ予算議案を提案する考えを示しました。

（塩田知事）
「今後のさらなる議論を深めるためには今回できるだけ早く設計費の計上をした上で設計をしていくということが必要。6月の議会に提案する方向で今最終的に金額の精査等を行っている」

　設計費は概算で9億円を見込んでいましたが「大きく乖離しない」ということです。

　また、コスト削減のためメインアリーナの客席数を1000席減らすかどうかについても予算案と同時に結論を示すとしています。客席数の削減については議会で経済波及効果を損なうなど懸念の声があがり、県が再検討しています。

　県議会の6月定例会は来月4日に始まります。