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指宿市で道路が冠水 県本土では夕方にかけ引き続き土砂災害に警戒が必要…人的被害なし

2025年6月10日 11:47
指宿市で道路が冠水 県本土では夕方にかけ引き続き土砂災害に警戒が必要…人的被害なし

 9日夜、大隅地方に線状降水帯が発生し、各地で大雨となりました。県本土では10日夕方にかけて引き続き土砂災害に警戒が必要です。

 気象庁は9日午後7時過ぎ、大隅地方に線状降水帯が発生したと発表しました。

 8日の降り始めから10日午前4時までの雨の量は、指宿で435ミリ、肝付町前田で382.5ミリ、肝付町内之浦で322.5ミリとなっています。

 9日夜、指宿市では道路が冠水し、立ち往生した車の運転手をボートで救出する様子も見られました。

 また、指宿市西方では土砂崩れが発生し、県道の下里湊宮ヶ浜線では西方と東方の間で通行止めとなっていましたが、先ほど午前11時に解除されました。肝付町では床下浸水が3件確認されるなど大雨から一夜明け、被害の状況が明らかになってきています。

 県や自治体によりますと、これまでに人的な被害の情報は入っていないということです。

 県本土では引き続き大気の状態が不安定となっていて、11日午前6時までに予想される24時間の雨の量は、多い所で120ミリとなっています。

 これまでの大雨により地盤が緩んでいるところがあるため、県本土では10日夕方にかけて土砂災害に警戒が必要です。

 交通にも影響が出ています。JRの指宿枕崎線では、指宿駅と枕崎駅の間で現在、運転を見合わせていて、鹿児島中央駅と指宿駅の間では遅れが発生しています。

 特急列車の「指宿のたまて箱」は全ての列車が運休となっています。

最終更新日:2025年6月10日 11:47
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