農林水産省が21日発表したコメの平均価格。15週連続で値上がりし、過去最高を更新しました。2024年11月以降販売価格を据え置いている鹿児島市のスーパーは、「この状態が続けば値上げの可能性もある」と話しています。

　鹿児島市の「フレッシュフィールドなりざわ」です。22日、県産の伊佐米30袋が入荷しました。5キロを4730円で販売しています。

(客)
「(Qコメはどうですか？)やっぱり高いですね。ちょっと下がっているかなと思って来たけど」

　農林水産省は21日、コメの平均価格が15週連続で値上がりし過去最高を更新したと発表しました。

　こちらの店では新米が出始めた2024年11月、約1000円値上げをしました。1年間分まとめて入札しているため、11月以降は価格を据え置いています。

(フレッシュフィールドなりざわ・成沢洋社長)
「備蓄米でも非常においしいコメなので私どもも手に入るのであれば安くできるなら販売してみたい」

　4月10日以降政府の備蓄米が販売されていますが、備蓄米の入札に参加できるのは、一定の条件を満たした大手の業者のみ。それ以外の業者は取り扱えないのが現状だと話します。

(フレッシュフィールドなりざわ・成沢洋社長)
「値段がこの状態が続けばまたもう一段階（販売価格が）上がる可能性もあるので、9月いっぱいまでは（今の価格で）頑張りたい」

　買い物客からは。

(客)
「主食なのでちょっと値段が下がってもらったら。コメのありがたさがわかるようになって大事に頂いている」

　主食であるコメの高止まり。物価高に苦しむ家計の負担は続きそうです。