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市電と車の接触事故が“令和最多”に…ほとんどが「右折」の際に接触

2025年4月4日 19:16
市電と車の接触事故が“令和最多”に…ほとんどが「右折」の際に接触
 新生活が始まり、初めて車を運転する人や慣れない土地で運転する人も多いかもしれません。鹿児島市では路面を走る市電との接触事故が多発していますが、その殆どがある「同じ状況」で起きているんです。

(記者)
「軽乗用車が市電と縁石の間に挟まれています」

 2日夕方、鹿児島市郡元の純心学園前電停の近くで、電車と軽乗用車が衝突する事故がありました。現場は片側2車線の直線道路で、右折しようと軌道式内に停車していた軽乗用車と反対方向から走ってきた電車が衝突したということです。

 多発する市電と車の接触事故。昨年度は32件と令和に入って最も多く起きていて、そのうち31件が軌道敷を横切り右折しようとして右側を同じ方向に並走する市電と接触したケースです。

 こうした事態に下鶴市長も。

(下鶴市長)
「市電と車の接触事故が多発しており25軌道式内は市電の通行が優先となるため軌道敷内での停車はお控えください」

 市では事故を防ぐため啓発ポスターを600枚作成し警察や自動車学校などに配布。軌道敷の手前で停止することや対向する市電のほか右後方からの接近にも注意するよう呼び掛けています。
最終更新日:2025年4月4日 19:16
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