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現役の教員や学生たちが約600人が一堂に!教員の魅力を再発見

2025年5月16日 18:49
現役の教員や学生たちが約600人が一堂に!教員の魅力を再発見
 県内の小学校教員の採用倍率は年々、減少していて、昨年度は過去最低となりました。そんな中、教員の魅力を再発見しようと鹿児島市の小学校で公開授業が行われ、現役の教員や教職を目指す学生たちが学び合いました。

 鹿児島市の鹿児島大学教育学部附属小学校で行われた公開授業に参加したのは、現役の教員や教職を目指す学生など、その数、約600人です!

(橋元忠史校長)
「日々悩みながら前を向いている教員の姿を見せることで、将来を担う学生の方向性に繋がるかなと思ってそういう場になれば」

 こちらは1年生の生活の授業。身近な社会や自然との関わりを通じ、生活に必要な知識や態度を身につける、小学1、2年生にしかない科目です。鹿児島大学で「生活」について講義を行っている講師も授業を見学していました。

(鹿児島大学・講師)
「新聞紙を使えば何でもいい。その中で自分の思いや願い、自分の好きなこと、やりたいことをする、自立。勉強というのは机に座ってやりたくないことをすることではなくて、自分がやりたいことを、座って、ただしそこにはルールがあったり、みんなと協力をしないといけないよということを学ぶ」

 見学した人たちは子供たちの様子や、教員の指導方法などを熱心に聞いていました。

(学生)
「子どもたちが自分で考えて、したいことをするのを見守って、先生も一緒にやったり、自分もそうなれたらと思った」

 そのあとは授業の構成や進め方、日々の課題や悩みなどについて意見が交わされました。

(附属小 教員)
「わからないことをわからないと言えるような雰囲気がすごく大事かなと思っていて、わからないから面白い」

(教員6年目)
「1人だけで悩んでいることを、意外に相談してみると、解決方法をすぐ見つけ出せてとてもよかった」

(大学院生)
「大学生の視点も新しいので、そのようなことを吸収するっていうのも自分の実りになるのではないかと思う」
 
 附属小学校で行われた初めての試み。目標や悩みを共有できる良い機会になったようです。
最終更新日:2025年5月16日 18:49
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