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駐車場探しに一苦労!!鹿児島空港駐車場混雑の理由とは!?

2025年5月10日 10:00

■鹿児島空港駐車場はどうしてそんなに混みあうの??

国が管理する鹿児島空港は1957年に鹿児島市鴨池で開港。さらなる航空需要に対応するため、1972年に霧島市溝辺に移転しました。現在、国内線が17路線、国際線が4路線発着しています。

1975年度、国内線・国際線を合わせた乗降客数は242万人でしたが、徐々に増加し続けて1998年度には、約612万人でピークに。新型コロナの影響で減少しましたが、5類に移行してからは回復し、2023年度は約555万人が利用しました。全国で9番目に利用者が多い空港です。

駐車場に停められるのは1589台。2023年度は約75万台が利用し、満車となった日数は、週末や年末年始などを中心に約60日間となっています。

九州の他の県を見てみると、最も台数が多いのは那覇の2472台。佐賀は利用者が鹿児島の約10分の1にも関わらず、2000台を超えています。

全国的に空港の駐車場の満車は課題となっています。
利用者が全国で4番目に多い福岡空港。6年前に民営化しました。元々、駐車場の収容台数が864台でしたが、去年、新たな立体駐車場を設け約2倍の1617台まで増やしました。

ないごて!?空港駐車場はこんなに混雑するのでしょうか??空港駐車場を運営する鹿児島空港ビルディングに聞きました。

(鹿児島空港ビルディング・田中 正一オペレーション部長)
「コロナ禍以降、ドライバー不足の問題などで地方を中心に空港とのアクセスバスの便数が減ったり、廃止になったり、2次交通が細くなっている部分があり、自家用車を使う客が増えているのが混雑の要因の1つ」

鹿児島交通と南国交通が共同で運行する空港連絡バス。運転手不足で指宿や枕崎、鹿屋と空港を結ぶ路線では減便を余儀なくされていると言います。

駐車場が満車となった要因の1つに2次交通の減少が挙げられていることについて、鹿児島交通の担当者は「多くの人が利用する時間帯は10分間隔で運行しており、繁忙期においては続行便も出して対応しているので、何ら支障はないと考えている」

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■空港周辺の民間駐車場の状況は!?
    鹿児島読売テレビのニュース