第10管区海上保安本部の新本部長に大達弘明氏(56)就任「災害に備え関係機関と連携」
第10管区海上保安本部の新しい本部長に大達弘明さんが就任し、「災害に備え関係機関と緊密な連携を図っていく」と抱負を述べました。
第10管区海上保安本部の新しい本部長に就任したのは、広島県出身の大達弘明さん(56)です。
大達本部長は1991年に海上保安大学校を卒業し、長崎県の対馬海上保安部の警備救難課長や福島海上保安部長などを歴任。前任地の沖縄の11管では次長を務めました。
鹿児島、熊本、宮崎を管轄する10管での勤務は初めてで、「災害に備え関係機関と緊密な連携を図っていく」と述べました。
(第10管区海上保安本部大達弘明本部長(56))
「離島支援や南海トラフ地震への対応については抜かりなく行う必要があると考えている。災害の多いこの地で何かあったときには関係機関と連携して迅速に海上保安庁ができることを的確に実施したい」
また、外国船の違法行為に対しては「海洋権益の確保のため毅然とした対応を取る」とし、「事故の発生を未然に防ぎ、海上交通の安全確保に努める」と述べました。