宮城・石巻市で15歳の息子が父親にナイフで刺されるなどして殺害された事件で、現場に争った形跡がなく息子が寝ている間に犯行に及んだ可能性があることが分かった。

警察によると、石巻市流留の会社員・佐々木嘉志容疑者（48）は、28日朝 自宅で息子の慧太さん（15）の背中を刺すなどして、殺害した疑いがもたれている。

背中には複数の刺し傷があり、司法解剖の結果 死因は刺し傷の一部が心臓に達したことによるものだと分かった。

慧太さんが倒れていた寝室のマットレスには血だまりがあったが、2人が争った形跡はなく、慧太さんが寝ている間に殺害された可能性があることが、捜査関係者への取材で分かった。

佐々木容疑者は「殺したことに間違いない」と容疑を認めていて、警察が殺害に至るまでの経緯を捜査している。