設置費用かけずに“太陽光発電”導入、仙台市のコンサートホール等3施設で初採用
仙台市は、コンサートホールなど市の3つの施設で設置費用をかけずに、太陽光発電を導入できる方式を、初めて採用しました。
このうち、仙台市青葉区の音楽専用ホール・日立システムズホール仙台では、屋上に太陽光パネル300枚近くが設置されました。
今回仙台市が初めて採用したのは、PPA方式と呼ばれるものです。
この方式のメリットは、設置費用を掛けずに太陽光発電を導入できることです。設置工事や維持管理は発電専門の会社が負担し、ホール側は発電した電力を買い受けます。発電容量は175キロワットで、ホール全体で使う電力の15パーセントを賄うことができます。
同様に、仙台市児童相談所とイズミティ21でも採用され、4月1日から運用開始されます。
仙台市・脱炭素経営推進課 横田一馬課長
「再生可能エネルギーの普及拡大に向けて、市役所自らが率先して取り組む事が重要と考えていますので、こうした手法も活用しながら今後も太陽光発電の導入を推し進めていきたい」
3つの施設合わせて年間180トンのCO2削減に加え、年間300万円の電気代が削減されるという事です。