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山火事は"3~4月"に多く発生…野焼きなど燃やす処理避けて、岩手・大船渡市の山火事 消火活動続く

2025年2月27日 18:35
山火事は"3~4月"に多く発生…野焼きなど燃やす処理避けて、岩手・大船渡市の山火事 消火活動続く

岩手県大船渡市の山火事は、現在も消火活動が続いていて、現場付近では男性と思われる遺体が発見されています。
現地には、県内からも消防隊員が派遣されていますが、山火事を防ぐために私たちはどのようなことに気を付ければいいのでしょうか。

岩手・大船渡市で発生した山火事は、現在も消火活動が続いています。
現地では、2114人に避難指示が出され、少なくとも84棟の住宅に被害が出ています。
また、山火事との関連は分かっていませんが、三陸町綾里では男性とみられる遺体が発見されています。

消防庁の要請をうけ、宮城県内では各消防本部から190人の隊員が大船渡市に派遣され、現地で消火活動にあたっています。

消防庁によりますと、今の時期は山火事が増え始めるタイミングで、なかでも空気が乾燥して風が強まる3月~4月には最も多く発生しています。

宮城県内でも、2009年4月に角田市と山元町にまたがる山林で山火事が発生し、出火から4日目に鎮火しました。

消防庁の調査では、山火事の原因の半分は「たき火」や、野焼きなどの「火入れ」。
次いで、「放火」や「たばこ」となっています。

また、仙台市消防局によりますと、稲わらなどの〝野焼き〟は各自治体ごとにルールが定められていて、仙台市の場合は消防署に届け出が必要ですが、消防局は山火事の恐れや環境への影響から、できるだけ燃やす以外の処理方法を選ぶよう呼びかけています。

最終更新日:2025年2月27日 18:35
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