保育士の女性の遺体を遺棄した疑いで逮捕された男は、当時現場にいたという供述のほかに、キックボクシングの試合のチケットを渡すため女性と会ったことがあると、関係者に話していたことが、分かった。

岩沼市土ケ崎の佐藤蓮真容疑者（21）は、4月12日の夜、岩沼市下野郷の砂浜に仙台市の保育士 行仕由佳さん（35）の遺体を遺棄した疑いで、27日送検された。

佐藤容疑者の認否は明らかになっていないが、当時「現場にいた」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。

また、佐藤容疑者は宮城県内のキックボクシングのジムに所属し、試合にも出ていたということで、行仕さんとは「前に応援に来てもらった知り合い」と関係者に話していたほかに「チケット渡すために会っていたことがある」と、話していたという。

これまでに現場周辺の防犯カメラに2人が一緒に映る姿は確認できておらず、警察は当時の経緯などについて、慎重に裏付け捜査を進めている。