【長崎くんち】小屋入りまであと10日「諏訪神社のさじき券」6月7日から販売開始《長崎》
10月に開催される秋の大祭「長崎くんち」。稽古始めとされる小屋入りまであと10日に迫りました。
長崎伝統芸能振興会は22日に会見を開き、諏訪神社のさじき券について来月7日から販売を開始すると発表しました。
長崎伝統芸能振興会は会見で、来月1日に行われる小屋入りの清祓や、くんち関係者などへのあいさつ回り「打込み」の開始時間などを発表。
清祓は諏訪神社で午前8時から、打込みは午後1時以降に行われることになりました。
(長崎伝統芸能振興会 川添 弘之副会長)
「しきたりによればこの日(来月1日)から、正式に稽古を始める時期。身辺を清らかにして、皆さんの期待にそえるよう頑張りたい」
今年、演し物を奉納する踊町は6か町。
【西古川町】 相撲にちなんだ「櫓太鼓」と「本踊」を披露です。
【新大工町】「詩舞」と、山車が豪快に回る「曳壇尻」で観客を魅了します。
【諏訪町】「龍踊」を披露。青龍、白龍が天高く舞います。
【榎津町】 船頭の網打ちが見どころの「川船」。豪快に曳き回す姿は圧巻です。
【賑 町】 「大漁万祝恵美須船」。大漁を祝う様子を表現します。
【新橋町】「本踊・阿蘭陀万歳」。長崎検番の芸妓衆によるコミカルな掛け合いが見所です。
22日の会見では、諏訪神社や八坂神社など、4つの踊り場の「観覧券=さじき券」の販売日程も発表されました。
諏訪神社のさじき券は、来月7日の午前7時から引換券が販売。終了後にS席、A席などの指定席の抽選が行われます。
インターネットでの販売は来月10日、電話は翌日11日からとなっています。
このほか 八坂神社が来月10日、お旅所が7月14日、中央公園は8月1日から販売が始まります。
小屋入りまであと10日。各踊町も意気込んでいます。
(賑町自治会 渡辺 秀孝会長)
「(新型コロナの影響で)3年ずれたことで、出演できる人が出来なくなった人もいる。気持ちで町内の皆さんにお返ししたいと思って、頑張る気持ちでいっぱい」
さじき券の詳しい価格や購入方法は、長崎伝統芸能振興会のホームページで確認できるということです。