今年創業100年の老舗喫茶店「ツル茶ん」親子3代 伝統を守りつつ進化中 目指す姿は…《長崎》
九州で最も古い喫茶店といわれる長崎市の「ツル茶ん」が、今年5月、創業から100年を迎えました。
こだわりの味を守りつつも常に新しいメニューに挑戦しながら、3代に渡り受け継がれてきました。
看板メニューは、長崎を代表する洋食「トルコライス」。
冷たくシャリっとした食感。口溶けと上品な甘さがたまらない「元祖長崎風ミルクセーキ」。
そしてどこか懐かしさを感じさせる店内の、レトロな雰囲気が訪れる人を虜にします。
今年、節目を迎えたのは…
長崎市油屋町にある老舗の喫茶店「ツル茶ん」。
県内をはじめ、県外や海外からもお客さんが訪れる人気店です。
休日はすぐに、満席。お客さんのお目当ては…
(福岡から)
「トルコライスとミルクセーキ。いろいろ入って、めちゃくちゃおいしい」
(埼玉から)
「甘くて、さっぱりしててすごくおいしかった。(食べる)ミルクセーキの元祖の店と聞いて来た」
九州で最も古い喫茶店といわれ、今年で100周年を迎えます。
店主は、3代目の川村隆男さん 65歳です。
(川村 隆男さん)
「100年に至って祖父の時代、父親の時代と、頑張りが積み重なって僕らがやっているときに、その時期を迎えたと思う」
共に店を支えるのは、川村さんの妻でホール担当の満美子さん 55歳。
(妻 満美子さん)
「あらためて100年と思うと、すごいことだと思う」
そして厨房を担当するのが、娘のめいさんです。
(娘 めいさん)
「私は調理を担当しているので、愛されている味を頑張って守れるようにしなきゃと思っている」
「ツル茶ん」の創業は1925年、大正14年の5月。
川村さんの祖父で初代店主の岳男さんが現在の場所、油屋町に店を開きました。
喫茶店の開業は長崎で初めてで、大繁盛したそうです。