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ボタンの位置を右前と左前の両方を選べるなど…「ジェンダーレス制服」市内の小中学生3306人対象のアンケートで選ばれる 検討会議で満場一致しデザインが決定 鳥取県倉吉市 

2025年2月26日 18:50
ボタンの位置を右前と左前の両方を選べるなど…「ジェンダーレス制服」市内の小中学生3306人対象のアンケートで選ばれる 検討会議で満場一致しデザインが決定 鳥取県倉吉市 

鳥取県倉吉市の中学校で、性別に関わらない制服「ジェンダーレス制服」の導入が進められ、2月26日、そのデザインが決定しました。

2月26日、鳥取県倉吉市で開かれたのは市内5つの中学校の制服統一に向けた会議です。検討会議は約1年間にわたって開かれ、「ジェンダーレス制服」のデザインや機能について協議。2月26日は制服が備える仕様の最終確認が行われました。

職員
「服に穴があるので、ここにボタンを差し替えて反対に…こう(着用することが)できる」

ボタンの位置を右前と左前の両方を選べるようにして性別に関係なく着用できるといった、多様性に配慮した調整も取り入れられました。統一された制服は男女ともブレザーとなり、スラックスやスカート、リボンやネクタイを性別を問わずに選べるようになります。

2月26日に用意された制服は、市内の小中学生3306人を対象にしたアンケートで選ばれたもので、、午後に開かれた教育委員会の定例会でデザインを決定しました。「倉吉の良さが伝わる」などの子どもたちの意見が参加委員に評価され、満場一致で選ばれたということです。

倉吉市教育委員会 中田 寛 教育長
「多様性に合わせてということですので、子どもたち一人一人が自分の思いを制服に表現しながら着ていけるというのが特徴かなと」

倉吉モデルの統一制服は、令和8年から令和10年までを移行期間としてリリースしていくということです。

最終更新日:2025年2月26日 18:50
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