「みずみずしいっていう言葉が一番合う」 因幡地方で400年以上前から栽培されているショウガの収穫が最盛期 東京の老舗和菓子店も視察に 鳥取県鳥取市鹿野町
因幡地方で400年以上前から栽培されているというショウガ。鳥取市鹿野町の農園で収穫が最盛期を迎えています。
ショウガの収穫には、鳥取市にある鳥取湖陵高校の食品システム科・2年生の4人がインターンシップとして参加。1日目の10月29日は、掘り起こされたショウガの泥を落としたり、茎を丁寧に切ったりする作業を体験。農作物を育てる大変さを学んでいました。
高校生
「とても楽しいっていうのと、やったときの達成感が実感できました」
「今、野菜の授業で白菜とか育てていて、丁寧なしまい方とか結構教えてもらって、取り方とか丁寧な分け方がとても勉強になりました」
取材した農園では無農薬でさらに、近くの山の湧水を使用してショウガを栽培。マイルドな辛みとコクのある味わいが特徴です。
そんな鹿野産のショウガに興味をもった、東京の老舗和菓子店「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」の商品企画担当者も視察。今後、ショウガを使った商品を企画するため、収穫に参加していました。
榮太樓總本鋪 商品開発課 榎本千明 課長
「大きいなと思って結構感動してます。色とか触感とか持った感じも(今まで見たものと)全然違うし、あとみずみずしいっていう言葉が一番合うと思います。加工していただいて、それをうちのお菓子で使ってみて、どういう味になるのかっていうのは本当に楽しみですね」
悠二農園 三宅大地 社長
「暑かったり、雨が降らなかったので、しっかり水をまくことができたので非常によく太ってます。(商品に)ショウガを使っていただくことで、全国の皆さんにおいしく食べていただける、そんな商品になったらいいなと思います」
これから約3週間かけて約40トンのショウガを収穫。貯蔵庫で寝かせたあと、山陰や関西のスーパーなどで、来年1月ごろから販売される予定です。