【続報】底引き網漁中に漁具が乗組員の後頭部を直撃 病院に搬送された乗組員の男性が死亡 鳥取県

2月26日午後8時ごろ、鳥取市沖合を操業中の漁船で、乗組員の後頭部に漁具が当たり、乗組員の男性が死亡する事故がありました。
事故があったのは、鳥取市青谷町の長尾鼻から北北西に約55キロの日本海沖合です。26日午後8時ごろに、底引き網漁をしていた漁船「第一海洋丸」(95トン)の船長から「乗組員の頭にロープが当たり出血している」と118番通報がありました。
網とロープをつなぐ金具が何らかの理由で網から外れ、金属製の漁具が作業をしていた乗組員の後頭部を直撃したということです。この事故で、乗組員の47歳の男性が頭から出血するけがをし、船は26日午後11時半ごろに鳥取市の賀露港へ戻りました。
帰港後、男性は市内の病院に救急搬送されましたが、27日午前11時半ごろ、頭部損傷による急性硬膜下血腫等で死亡が確認されました。
事故当時は晴れていて、風は南西5メートル、波の高さは3メートルでした。境海上保安部が、事故の原因を調べています。