「乗組員の頭にロープが当たり出血している」 底引き網漁中に漁具が乗組員の後頭部を直撃 港に帰港し病院に搬送 容体は不明 鳥取県

2月26日午後8時ごろ、鳥取市の沖合で操業中だった漁船で、乗組員の後頭部に漁具が当たり、出血する事故がありました。
事故があったのは、鳥取市青谷町の長尾鼻から北北西に約55キロ、日本海の沖合です。26日午後8時ごろ、底引き網漁をしていた漁船「第一海洋丸」(95トン)の船長から「乗組員の頭にロープが当たり出血している」と118番通報がありました。
境海上保安部によりますと、網とロープをつなぐ金具が何らかの理由で外れ、ローラーによって回転する漁具が作業をしていた乗組員の後頭部を直撃したということです。
この事故で、乗組員の男性1人が頭から出血するけがをしました。船は、午後11時半ごろに鳥取市の賀露港へ戻り、その後、救急車で市内の病院に搬送されました。現在も処置が行われていて、男性の容体は不明です。
事故当時は晴れていて、風は南西5メートル、波の高さは3メートルでした。境海上保安部が、事故の原因を調べています。