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「安心・安全・快適」を提供する町一番の販売会社に トヨタグループの車を取り扱う「鳥取トヨタ自動車」 業界の課題・人手不足解決に向けた取り組みも 鳥取県鳥取市

2025年5月22日 19:27
「安心・安全・快適」を提供する町一番の販売会社に トヨタグループの車を取り扱う「鳥取トヨタ自動車」 業界の課題・人手不足解決に向けた取り組みも 鳥取県鳥取市

山陰の元気な企業を紹介する「山陰ビジネスナビ」。

5月22日は、5年連続で世界トップの販売台数を誇る、トヨタグループの車を取り扱う、鳥取市の自動車販売会社です。

ハイブリッドカーの草分けプリウスなど、全44種類の自動車を取り扱うのが、鳥取市にある「鳥取トヨタ自動車」です。鳥取県でいち早くトヨタ車の取り扱いを始め、今年創業78周年を迎えました。鳥取市の本社を拠点とし、県内に6店舗を構える自動車販売会社です。

鳥取トヨタ自動車 米原 良 社長
「車事業を通じて、鳥取県民の安心・安全・快適な移動実現を作っていきたいという風に考え、 そして地域に貢献していきたいという風に考えています」

競合他社がひしめく中、その強みはー。

鳥取トヨタ自動車 長田 歌雅也 さん
「試乗車の数が非常に多いという特徴があります。やはり車を購入検討される上で、実際に運転してみたり、乗ってみたりってことは非常に重要だと思いますので、(試乗車の)車種が多い当社は非常にいいのではないかと思います」

「外装や内装を見るだけではなく、走行性能などを実際に体感してもらうことで多くの検討材料を提供したい」、そんな思いから、試乗車のラインアップを多く取り揃え、顧客の要望に応えます。

さらに、トヨタの高級車ブランド「レクサス」。鳥取トヨタ自動車は、鳥取県内で唯一の正規ディーラーとして「レクサス」を取り扱います。しかし、ある悩みがー。

鳥取トヨタ自動車 米原 良 社長
「整備士不足っていったところを 中心に、人手不足といったところは顕著になってきています。自動車に興味がないっていったところも1つありますけど、働く環境として、暑い、きついっていったところがあるのではないかなと」

この業界全体の課題ともいえる人手不足。解決へ向けた取り組みはすでに始まっていました。

取材したのは、敷地内にあり、15台を一度に整備できる大きな空間の整備工場。空調設備は、いまはスポットクーラーだけですが、秋には全館空調システムを導入し、より働きやすい環境が整備されます。

さらに、環境整備とともに力を入れるのが人材の採用と育成です。整備工場で作業をする、整備士の小谷育至さん。24歳。今年の4月に中途採用で入社しましたが、実はー。

鳥取トヨタ自動車 小谷育至 さん
「もともと保育士をしていて、全くの異色にはなるんですけど」

幼い頃から、物を分解することや組み立てることに興味があったという小谷さん。生まれ育った鳥取県に何か貢献できないかと考え、移動手段としてなくてはならない車の整備だと貢献できる、と転職を決めたそうです。

鳥取トヨタ自動車 小谷育至 さん
「勉強しながら現場にも入りつつの繰り返しで、先輩の方たちも丁寧に教えてくださいますし、 現場に入りながら部品のこともしっかりと知れるので、そこがすごいやりがいがあります」

異業種からの転職も多く、しっかりとしたサポート体制で人材を育成します。

さらに、完全週休二日制を導入するなど、職場環境を整え社員の働きやすさを追及し続けます。

こうした取り組みに専門家は。

SMBC日興証券米子支店 鈴木聡一郎 支店長
「人口が減少する中で競争を勝ち抜くためにはこうした人材の育成、環境の整備に加え、品質の高い車を売り続けていくことが大事になります」

顧客だけでなく社員に対しても最適なライフプランを提供し続ける鳥取トヨタ自動車。

今後についてはー。

鳥取トヨタ自動車 米原 良 社長
「自慢できる町一番の車屋になっ ていきたい。一緒に社員と共にしていきたいという風に考えております。そして人口減少の中で車事業者も減ることが予想されます。車の利用率75%の鳥取県の中で、減少した車事業者の受け皿としての役割といったところも担っていきたいという風に考えております」

人口減少という厳しい環境の中、鳥取トヨタ自動車は、「安心・安全・快適」を提供し誰もが自慢できる町一番の店を目指し続けています。

最終更新日:2025年5月22日 19:27
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