2月半ばから降り続いた大雪による影響で被害が出た鳥取県八頭町の白ネギ。2月26日鳥取県の平井知事が被害状況を視察しました。

田中農場
「鳥取のここのあたりっていうのは、40センチ50センチぐらいの雪は当然降る。そういうことをちゃんと考えていかないとだめじゃないかなと思って」

鳥取県内では先週末から寒波が長引き、こちらの農場では約70センチの積雪を記録。約120アールに渡って白ネギを栽培していて、雪が積もる前に収穫ができなかった50アールの白ネギが影響を受けました。

田中農場 谷口洋一 さん
「完全にしなしなっと折れてしまっているような状態。こういうのは商品価値としてはないですね」

ネギが折れないよう支えとなるひもを取り付けていたため、葉しょう（ネギの白い部分）に影響はありませんでしたが、一部のネギで葉の部分が折れるなどの被害が出ています。しかしネギの品質には問題ないと見ていて、鳥取県は、消費者に渡るよう対策を講じるとしています。

田中農場 谷口洋一 さん
「見た目は悪いですけど味は今まで以上においしいです。極寒越冬白ネギとしてネットとかでしっかり販売はさせていただく」

鳥取県 平井伸治 知事
「販売戦略を県の方でもしっかり応援させていただきまして、いい商売ができる、農業が持続可能になるようにこの雪を乗り越える応援をさせて頂きたいと思います」

田中農場では雪解け後に収穫を再開し全国のスーパーやネット販売で白ネギを出荷予定だということです。