島根スサノオマジック「ファン感謝祭」 退団する選手たちも特別な思いが ファンと直接触れ合える企画やファンと選手によるバスケ対決など盛り上がりを見せる 島根県松江市
男子プロバスケットボールB1・島根スサノオマジックは、シーズンが終わり、早くも退団、契約継続など発表が相次いでいます。
こうした中、チームを離れるメンバーとファンとの最後の交流イベントが開かれました。
島根県松江市で開かれたシーズンを締めくくる恒例の「ファン感謝祭」。約2000人のファンがかけつけました。
参加したファン
「去年(の感謝祭)に比べたらちょっと感慨深い。退団等の悲しみは置いといて、楽しみたいと思います。選手に感謝を伝えたい」
「僕は安藤選手推しなんですけど、移籍が決まってしまってちょっと複雑な心境です。今シーズンもずっと応援してきたんで、“ありがとうございます”ということは伝えたい」
今年も選手とファンが直接触れ合える様々な企画が用意されました。「試合前の円陣に参加したい」というファンの夢を叶えるコーナーも。イベント中、感極まって涙を見せるファンの姿も見られました。
退団する選手たちも特別な思いを胸に感謝祭に臨んでいました。
安藤誓哉 選手
「『プレーを見ていて元気をもらいました』という声をたくさんいただいて、自分自身もこんなに応援してもらって“ありがとうございました”というのを、ファンの皆さんに伝えたいです」
なかでも大きな盛り上がりを見せたのが、ファンとスサノオ選手によるバスケ対決。相手がファンであろうと容赦のない攻撃を仕掛けるスサノオチーム。しかし、バスケ経験者からなるファンチームも負けていません。ルールに捉われない、お茶目な動きに出る選手たちも。ファンにとっても忘れられない1日となったようです。
バスケ対決したファン
「選手とできて、良かった」
「良い思い出になりました。すごい楽しかったです」
イベントの最後は、今シーズンも支え続けてくれたファンへメッセージを送りました。
ポールヘナレHC
「特にこの島根のコミュニティの皆さんには、歓迎されて戦う機会を設けられたことに関して、大変感謝申し上げます。非情に寂しい気持ちですけど、また皆さんにお会いできることを楽しみにしております」
津山尚大 選手
「兄貴(安藤選手)と…プレーできた3シーズンは本当に幸せでした。皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」
安藤誓哉 選手
「このチームで本当優勝を目指しながら毎日過ごした日々というのは、僕のバスケットボールキャリアのなかで本当に財産になりました。島根スサノオマジックと戦う際には、またレベルアップした安藤誓哉を見せれるように頑張っていきます。本当に4年間ありがとうございました」
主力メンバーの退団で、大きな転換点を迎える島根スサノオマジック。来シーズン、新体制でどのような活躍を見せてくれるのか、注目されます。