島根大学「材料エネルギー学部」の学部棟が完成 最先端の研究機器が導入 地元の産業界を支える人材を育成し地域振興につなげる 島根県
2023年誕生した島根大学「材料エネルギー学部」の学部棟がこのほど完成し、4月21日に竣工式が行われました。
21日に竣工式が行われたのは、島根大学初の工学部として、おととし松江キャンパス内に開設された「材料エネルギー学部」の学部棟です。
金属など幅広い分野の材料について研究・開発し、脱炭素などのエネルギー課題の解決を目指している「材料エネルギー学部」。新しい学部棟は5階建てで、電子顕微鏡やエックス線装置などの大型機器をはじめとした、最先端の研究機器が導入されました。
また、同じく松江キャンパス内に誕生したのが、他の大学や企業などとの共同研究施設。新材料の開発から試作、評価までをここで一貫して行うことができるということです。
島根大学 三浦英生 副学長
「本当に日本でこんなことができるの、地方の大学でこんなことができるのということがもう目の前に来ています。地域に貢献したい、島根県に貢献したいという夢の実現も含めて、大学を活用していただければと思っています」
3年目を迎える材料エネルギー学部はこれまで252人が入学していて、大学では、地元の産業界を支える人材を育成し、地域振興にもつなげていきたいとしています。