「アート」な街・倉吉を目指した「アート飯」 ミステリアスな雰囲気を感じる『東雲ソーダ』やカラフルな見た目の『ケーキ寿司』などが登場 鳥取県倉吉市

鳥取県倉吉市の鳥取県立美術館のオープンから約3週間。美術館をもっと盛り上げようと倉吉市の飲食店も「アートなグルメ」で参戦です。
3月29日にオープンした鳥取県立美術館。週末には県内外から大勢の人が訪れていました。
岡山から訪れた人
「岡山です音声案内!あれが良かった」
鳥取市から訪れた人
「そっちから見たら広くて気持ちいなあと」
開館から約3週間、これまでに3万人以上の人が訪れています。
倉吉市民
「ここだけでなくいろんなところをみてほしい。アートの街みたいなのに進みつつあるので、それがたくさんできたらいいな」
「アートの街」として期待がかかる倉吉市。実はいま、街全体でアツく!推しているのが、「アート飯」なんです。
まず訪れたのはこちらの中華料理店。半世紀以上続く人気店です。ずらりと並ぶメニューには、『東雲ソーダアート飯!?』の文字。いったい、どんなメニューなのでしょうか。
ミステリアスな雰囲気を感じさせるソーダ水。しかし、これには、ある仕掛けが。
渡されたライトを当ててみると、シュワシュワはじける泡に浮かび上がる幻想的な青。
東雲ソーダを開発 橋本佳子さん
「暗い夜空。まだ明ける前のちょっと暗めの夜空をイメージした」
中身は企業秘密ということですが、3層の甘酸っぱいシロップにソーダを加えて完成。
東雲ソーダを開発 橋本佳子さん
「コンセプトは"アート"なので美しいものが良いかなと思って」
「アート飯」とは「見て美しい 食べて美味しい」がコンセプト。街を盛り上げようとグルメでPRする取り組みです。
参加店舗は12店舗。倉吉商工会議所青年部が企画しました。
倉吉商工会議所青年部 萩野佐土志 参与
「美術館を訪れたあともアートを感じるものを見ていただきたい。グルメでしたら、口コミなんかで飲食店さんも盛り上がればと思いまして」
美術館をきっかけに周遊で倉吉の町も楽しんでもらいたいといいます。
昭和60年創業のテイクアウト専門寿司店にもアート飯が。
幸寿司 西垣幸助さん
「楽しんでもらいたいので綺麗に華やかに盛り付けたい」
一見、ちらし寿司のようですが完成したアート飯がー。
幸寿司・西垣幸助さん
「こちらがケーキ寿司です」
黄色、赤、緑の三色のご飯の上に大胆に乗ったエビ。繊細なマグロとサーモンの花。鳥取県特産ねばりっこなども星型にかたどられ、可愛いさを演出しています。