救急救命士の技術やチーム力向上を シミュレーション演習 救急活動の手順を示した『プロトコル』に沿って演習を実施 鳥取県
日々、人命救助に奔走する救急救命士。いかなる場面にも対応できるよう、2月27日、鳥取県東部の消防署が合同で訓練を行いました。
2月27日、鳥取県東部消防局で行われた救急シミュレーション演習。救急活動技術の向上やチーム力の向上を目的に約5年ぶりに開催されました。訓練には鳥取県東部の5つの消防署から、隊員30人が参加。代表者3人が、実際の救急活動を想定した訓練が行われました。
訓練は、救急活動の手順を示した『プロトコル』に沿って実施。救急隊員同士、丁寧に確認しながら心臓マッサージなどの蘇生活動を行います。そして、現場から病院の医師の指示を仰ぎます。
~訓練の様子~
「電気ショックを2回行いました。LTによる気道確保を行いました。除細動2回目から2分後となります」
「電気ショックが必要な場合、再度電話します」
訓練後は、現役の医師から講評を受け、今後の活動の参考にしていました。
岩見消防署 濵田大一 主幹
「普段から全体で(訓練に)取り組んで底上げをして、住民に還元したいなと思いますので、これからも続けていきたいと思います」
東部消防局警防課 竹内賢司 消防司令
「まずは救急隊員の練度向上はもちろんですが、やはりこのプロトコルというのは大事な手順になりますのでこちらを順守、しっかりとしながら地域住民の方々の安心安全に寄与していきたいと考えております」
東部消防局では、今後も定期的に合同訓練を続け、技術の向上に努めます。