「焦りとか心に余裕がないと人間というものはミスを犯す」 年末年始の人の行き来や増加する荷物の運送に備えて「安全総点検」 鳥取県倉吉市
人の行き来や荷物の運送が増える年末年始を前に、バスやトラックなどの事業者に安全点検を呼びかける「安全総点検」が始まりました。
鳥取運輸支局では、交通量の増える年末年始の事故を防ぐため、毎年この時期に、バスやタクシー、トラックの事業者を対象に立入点検を行っています。
12月10日は、鳥取県倉吉市のバス会社を鳥取運輸支局の担当者が訪れ、事故防止のための安全管理の状況や災害や事故が発生した場合への備えなどについて、聞き取りや情報提供を行いました。その後、バス会社の担当者が、タイヤのナットをハンマーで叩き、緩みがないか確かめたり、エンジンの整備状況を確認したりしていました。
鳥取運輸支局 徳本尚久 支局長
「(繁忙期で)焦りとか心に余裕がない、こういった状況になりますと人間というものはミスを犯すものですので、事業者さんには運転手さん等に対しての指導や安全意識の向上について高める取り組みをしていただきたい」
今年度の「安全総点検」の期間は2025年1月10日までで、鳥取県内では約400の事業者に対し、自主点検と報告を求めるということです。