「借金の返済に充てるため…」市役所職員が土地開発公社の通帳から公金横領で市長陳謝 消防団報酬の事務ミスも明らかに 青森県三沢市
三沢市役所の職員が管理している土地開発公社の預金からおよそ80万を私的に使い込んだことが判明しました。また消防団報酬に関する事務作業のミスも明らかにしました。
★三沢市 小桧山 吉紀 市長
「大変申し訳ございませんでした」
横領したのは三沢市土地開発公社の会計処理を担当していた三沢市管財課の職員です。
市によりますと職員は去年8月からことし2月の間に、管理していた土地開発公社の通帳から20回にわたって合計80万7,600円を引き出し横領しました。
今月18日に別の職員が決算状況と通帳の残高に不審な点があることに気づき確認したところ、横領を認めたということです。
職員は動機について借金の返済に充てるためと話していて、「申し訳なかった」と反省しているということです。
市は返済に向けた調整を行ったうえで、処分内容や刑事告訴するかどうかを判断するとしています。
また預金残高の確認作業を毎月行うことや、通帳と印鑑の管理体制を見直すとしています。
★三沢市 小桧山 吉紀 市長
「2度とこのような事案を起こすことが無いよう事務処理のチェック体制の強化と服務規律を徹底し市民の皆さまの信頼関係につとめてまいります」
また本来非課税とすべき消防団員の報酬を誤って課税対象額として源泉徴収票を発行していた事務作業のミスも明らかにしました。
2021年からの4年間で合わせて65人が多く課税されている可能性があるということで、市は税務署に相談するよう文書を発行しました。