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事故多発で看板設置したばかり…6人死傷事故「信号つけたほうがいい」 交差点一時停止せず21歳の男逮捕 青森県六戸町

2024年9月24日 18:31
事故多発で看板設置したばかり…6人死傷事故「信号つけたほうがいい」 交差点一時停止せず21歳の男逮捕 青森県六戸町

一時停止をせずに事故を起こし6人を死傷させたとして21歳の男が逮捕されました。
現場は事故が相次ぎ一時停止を呼びかける看板が設置されたばかりでした。

★青森放送 葛西将央
「現場のおよそ100メートル手前には一時停止を呼びかける看板が設置されていますが、男の軽トラックは止まることなく交差点に進入したということです」

逮捕されたのは十和田市東一番町の21歳会社員の男です。
男は、きのう午前9時前、六戸町犬落瀬の交差点で軽トラックを一時停止せずに侵入させ、左からきた福祉施設のワンボックスカーの右後方部に衝突しました。
そして、乗っていた3人を死亡、3人に重軽傷を負わせるなどした過失運転致死傷の疑いです。
亡くなったのは施設の送迎で乗っていた今泉勢子さん85歳、小川原アサさん88歳、山本ミサさん93歳のあわせて3人です。
3人はワンボックスカーの2列目に座っていました。
また、76歳から97歳の3人も重軽傷を負いました。

調べに対して男は「一時停止をしていなかった」と容疑を認めているということです。

★施設の担当者
「交通ルールを守っていれば防げた事故だと思っていますので、なぜ事故の多いところで一時停止をされなかったのかと、大変残念に思います」

現場は信号機のない十字路交差点で、近くの人によりますと、以前から一時不停止による事故が相次いでいたといいます。
そのため、ことしに入り町が一時停止を呼びかける看板を設置したばかりだったということです。

★近くの住民
「(いろんな車が)結構、止まれでもまっすぐぶっ飛ばしていくんだ やっぱりみんなでいつも言う信号つけたほうがいいて」

警察が当時の状況を詳しく調べています。

一方、おとといの夕方五戸町倉石又重の国道で、乗用車とワンボックスカーが正面衝突し2人が死亡、2人が重軽傷を負った事故で、乗用車に乗っていた3人の身元が判明しました。
亡くなったのは乗用車を運転していた神奈川県綾瀬市の吉澤敏夫さん73歳と、後部座席に乗っていた吉澤さんの長女の有貴子さん48歳。
また吉澤さんの孫で同じく後部座席に乗っていた16歳の女子高校生が大けがをしました。
警察が事故の原因を調べています。

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