青森市議会の一般質問が始まり、市側は大雪が降ったときの対応や、陸奥湾の高水温を巡る対応について新しい方針を示しました。

一般質問では除排雪についての質問が相次ぎました。

★青森市議会　中田靖人議員
「今冬の豪雪は災害級という言葉がよく使われますが、災害級ではなくて災害なんですよ　もう1歩踏み込んだ宣言というのが必要だったのではないのかと思います」

市民への呼びかけについて問われた西市長は…。

★青森市　西秀記市長
「今後におきましては除排雪の実施状況や今後の降雪の見通し等を踏まえまして、市民生活に影響を及ぼす、または及ぼす可能性があると判断した場合には、私から市民のみなさまへ災害に関する注意喚起等にかかる強いメッセージを発信する」

年末年始の大雪で青森市内は除排雪が行き届かず苦情が相次ぎました。
市側は対応を検証する有識者を交えた会議を設置して、業者との契約のあり方などの見直しをするとしています。
除排雪経費は総額で過去最大の62億円を計上していますが、既に使い切ったため別の予算から補てんするとしています。
一方、陸奥湾ホタテに続く養殖については次のように答えました。

★青森市農林水産部　大久保文人部長
「高水温に強い新たな魚種として期待されているカキ養殖試験やナマコの中間育成の取り組みを支援してまいりたい」

カキの養殖試験やナマコの中間育成に取り組む漁業者に対し、新年度必要経費を支援するとしています。
同時に柱となるホタテの回復に向けた支援を着実に続けると答えました。