さまざまな理由で十分な教育を受けられなかった人に学びの場を提供する公立の夜間中学校の設置に向けた検討委員会がきのう発足しました。

夜間中学校は義務教育を修了しないままの人や、不登校などにより十分な教育を受けられなかった人に、学びの場を提供することを目的にしています。
2020年の国勢調査によりますと、県内で夜間中学校の入学対象となる未就学者は1,622人で、小学校のみを卒業した人は2万2,092人に上っています。
委員からは学びの空白を埋めることで若者の就職の幅も広がるとして、迅速に設置したいなどの意見が交わされました。

★座長 弘前大学教育学部 三戸延聖 教授
「みんなつながっていますので就職　そのあとの自分たちの生活　人生というもの　こういう制度があることを広く伝える必要があると思います」

検討委員会は2027年度以降の開設をめざして今後も議論が続けられます。