×

  • 日テレNEWS NNN
  • 社会
  • 【特集】りんご生産者たちの戦い「青森県りんご品評会」 最高賞連覇めざす若手に密着

【特集】りんご生産者たちの戦い「青森県りんご品評会」 最高賞連覇めざす若手に密着

2023年12月11日 19:00
【特集】りんご生産者たちの戦い「青森県りんご品評会」 最高賞連覇めざす若手に密着

特集はりんごの美しさを競う生産者たちの戦い「県りんご品評会」です。
2年連続の最高賞獲得をめざして品評会に挑んだ平川市の生産者に密着しました。

りんごづくりが盛んな平川市広船地区。
5.5ヘクタールの畑で家族や従業員とりんごを生産している工藤峰之さんです。

釈迦のりんご園 工藤峰之 さん
「これとかもう つる元も深くて(全体に)色も回っていてサイズ的にも品評会の本選でも通用するサイズだと思います」

工藤さんは2022年の県りんご品評会個人の部で最高賞の第1席に輝き、ことしは連覇をめざしています。
実は工藤さんの父親の秀明さんも県りんご品評会で個人・団体ともに第1席を受賞しています。
父親の背中を見て育った工藤さん。
毎年、栽培条件が違うなか美しいりんごを作るためにさまざまな工夫をしています。

釈迦のりんご園 工藤峰之 さん
「ことしは春が早くてりんごが大玉すぎると思ったので実すぐりの順番を遅らせて大玉にならないように意識したりすべて品評会ファーストで作業をしています」

収穫が一段落したこの日
工藤さんは品評会に出すりんごを選ぶため座敷いっぱいにりんごを並べていました。
品評会は生産者それぞれが選んだ32個のりんごで審査され色や形、それに重さがそろっていると高く評価されます。
工藤さんは出来のよかったおよそ2,400個の中から品評会用2セット分の64個を慎重に選んでいきます。
小学2年生の長男、嶺桜くんもお父さんを手伝います。

長男 嶺桜くん
Qお父さんのことをどう思っている?
「上手でけっこう働いている (将来の目標は)品評会でトロフィーをとること」

釈迦のりんご園 工藤峰之 さん
「自分も父親から同じ感じで教えてもらって (息子も)良いりんごを作りたいと芽生えると思うので」

11月24日、本選を前に若手生産者を対象にした品評会が行われました。
県りんご協会青年部の部長を務める工藤さんは審査の合間に選び方のコツを教えます。

釈迦のりんご園 工藤峰之 さん
「隣どうしで比べてみて濃いと思ったら交換して」

レベルアップのヒントにしてほしいという思いからです。

参加者
「1年作り上げてきたものを出して評価されるのはすばらしいことなのでその中で上位にいけるようなりんごを作っていきたい」
「ほかの地域のりんごも良いのが見られれば 刺激を受けたりするので」

前哨戦で工藤さんは見事最高賞の第1席を獲得しました。
そして迎えた県りんご品評会の日。
ことしは高温の影響で去年よりおよそ120点少ない527点が出品されました。
参考にしようとたくさんのりんご農家が見学に訪れます。

生産者
「やっぱり技術なのかなとすごいです」

団体の部の第1席は黒石市の上十川支会が受賞しました。
そして個人の部の第1席はというと…。
見事、工藤さんが獲得。
2年連続5回目の受賞を嶺桜くんと一緒に喜びました。

釈迦のりんご園 工藤峰之 さん
「やっぱりたいへんな年だったのでいつもよりも喜びは大きいです 寝ないで選んだ分 頑張ったかいがありました」

嶺桜くん
「一緒に選んで1位がとれたからうれしいです 今度お父さんと一緒にりんごを出して勝負したいです」

品評会で競い合いながら毎日リンゴと向き合い努力を重ねてきたリンゴ生産者たち。
世代を超えて青森のりんごは作り継がれていくのです。

    青森放送のニュース