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「感無量でございます」焼け残った“ヒバ”を削ると本来の美しい姿が… 全焼した神明宮の再建へ木材100本を再利用 青森県五所川原市

2025年2月27日 17:39
「感無量でございます」焼け残った“ヒバ”を削ると本来の美しい姿が… 全焼した神明宮の再建へ木材100本を再利用 青森県五所川原市

去年3月に拝殿などが全焼した五所川原市の神社「神明宮」の再建に向け、焼け残った木材の加工作業が始まりました。

加工に先立ち、神明宮の再建を請け負う五所川原市の今工務所で、作業の安全を祈る「木造始祭」が行われました。
加工するのは焼け跡に残ったヒバの木材およそ100本で、再利用するためにボランティアを募り洗浄活動を行ってきました。
木造始祭には関係者やこれまで参加したボランティアなど70人が集まり、神明宮の復活を願いました。
続いて行われた加工作業では、機械やかんなで表面を削ると木材はヒバ本来の美しい姿を取り戻しました。

★神明宮 齋藤麻毅宮司
「感無量でございます」
「みなさんの気持ちをひとつにまとめて、このように木材がよみがえっていくということを目の当たりにした、とても大切なお祭りでした」

再建費用およそ3億円は今後クラウドファンディングなどで調達し、2028年の復活を目指します。

最終更新日:2025年2月27日 17:39
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