屋根瓦の工事の契約解除を巡って虚偽の説明をしたとして、既に別の容疑で摘発されている愛媛県松山市の住宅リフォーム会社の社長の男ら2人が再逮捕されました。

特定商取引法違反の疑いできのう逮捕されたのは、松山市の住宅リフォーム会社「ワンエイト」の社長松本幸夫容疑者（39）と当時社員だった角藤司容疑者（39）です。

警察によりますと2人は、ことし2月、伊予市に住む当時80代の女性と自宅の屋根瓦の補修・塗装工事の契約を結びました。

その後、不審に思った女性の長男が無料で出来る契約解除・クーリングオフを申し出たのに対し、2人は「キャンセルすると、頼んでいる材料などの費用やキャンセル料がかかる」などと事実とは異なる説明をした疑いが持たれています。

女性はその後、クーリングオフ出来たため金銭的な被害はなかったものの、女性の親族が警察に届け出、警察が捜査を進めていました。

警察は2人を今月4日、認知症で判断能力のない高齢者に契約を締結させたとして準詐欺未遂の疑いで逮捕していて、今後も余罪などを捜査する方針です。